お世話になりました

愛すべきものすべてに捧げます

ジョシュア・フォア「ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由」

【新しい技術を獲得する3つの段階】

※1960年代、心理学者ポール・フィッツとマイケル・ボスナーが提唱。
(1)認知段階:課題を分析。上達するための新戦略を発見
(2)連合段階:集中力を要しなくなり、大きなミスが減り、効率よくなる
(3)自律的段階:自動操縦のような状態(上達が止まる)


プラトー状態を超える方法】

※アンダース・エリクソンが「集中的訓練」と命名
(1)自分の技術に集中する
(2)目的を持ち続ける
(3)パフォーマンスについて常にすみやかにフィードバックを得る
→自ら「認知段階」にとどまる。


【失敗してみる】

・トップレベルのフィギュアスケート選手:失敗しやすいジャンプに練習時間を割く
(経験の浅いスケート選手はすでにマスターしたジャンプに時間を割く)

・タイピング:タイピングの速度を上げ、間違いをさせる


【達人になった気になる】

・自分よりはるかにレベルの高い特定の人物になったつもりになり、その人ならどうやって問題を克服するだろうかと想像すること
(例1)ベンジャミン・フランクリン:偉大な哲学者の論文を読み、フランクリン自身の論理で著者の主張を再構成し、元の文章と比べて自分の思考が大家のものと合っているか確認
(例2)トップクラスのチェス選手:1日のうちの数時間をグランドマスターの試合を一手一手再現することに費やし、達人の志向を理解することに努めている