お世話になりました

愛すべきものすべてに捧げます

『田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版』の予習に

現在4Kデジタル・リマスター版が公開中のロベール・ブレッソン監督『田舎司祭の日記』を見に行く予定。

ブレッソンも、原作のベルナノスも手ごわい相手なのでちゃんと予習していこうと思う。

まず、アンドレ・バザン『映画とは何か(上)』 (岩波文庫)に収められている「『田舎司祭の日記』と…」と、『彼自身によるロベール・ブレッソン: インタビュー 1943–1983』を読み、ネットサーフィンに入ると、野崎歓氏の「文芸映画の彼方へ(映画を信じた男 アンドレ・バザン論IV)」という論文が詳しかった。上の2冊から入るより、こちらの論考から入る方が入門編としては断然いい。

公開から少し経過して、モーリアックなどの絶賛などの世間的反応を見てからバザンが上記の論考を出したとさらりと書いてあるが、こういうところをちゃんと調べて書いているのがすばらしい。

シネマカリテの上映もあと1週間で終わりそうなので早く見に行きたい。